6日目の私

早朝の空気は、どんな汚い街でも気持ちいもんで。

 

3時半から起きて寝れず5時半にコーヒー淹れてベランダでたばこ吸いながら

空を見てたんですけどね、いろいろ考えることも出てくるもんですね。

瞑想とはどうやるんでしょうね、私は考えが止まらないので不向きかも。

 

少し前に婚約破棄になって別れた年下君から久しぶりに喫茶店行かないかと誘われて

3年同棲してたから

あーでっかい鏡台なんとかしてくれって話かなぁ

とか考えながら、今の自分も見てほしくて、言いたいこともいっぱいあったし承諾した。

 

ほんと、徒歩3分ぐらいのとこに住んでるんですけどね。

 

年下君は眼鏡君でおしゃれに無頓着で、髪型セットするのが苦手で

眉毛のカットは私がしてたような子だったのに

 

少し見ないうちにコンタクトに変えてて、髪の毛も服装も

今時の若い子風になってて。

 

なんか体格もよくなってて。

聞けば、鍛えてるんだって。

付き合ってるときはあんなにぐーたら三段腹で何回も鍛えたほうがいいって

半ば喧嘩になるくらい言い合いしたのに。笑

 

私が出たあと、いろんな事情があって友達の男の子を家に住まわせてあげてるようで。

上手くいかない日常にストレス抱えてたみたいで話を聞いてほしかったようだった。

 

おもちが居なくなって初めてわかったよ、色々。

そう言われて、まぁ、存在意義あったかなと思った。

 

年下君は私の以前の会社の同期で、私が初めての彼女だった。

ほんと、荷が重かったね。

実感沸かないだろうなっていうプロポーズも一生懸命でうれしかったし

初めてこの人をお父さんにしてあげたいと思った。

 

結局最後のほうは私の躁鬱がひどくなって、重荷になって

つぶしてしまって、色々我慢してたんだって言われて、私も気づかされて終わった。

 

まだ心療内科行ってなかったから、もっと早く受診するべきだったと、後悔もした。

自殺未遂もしたし、絶望しかなかったよ、年下君に振られて。

 

そんな年下君は一生懸命に、自分は変わったと

だけどまだこんなにダメ人間なんだよと言ってくる。

 

帰り際にはまだ気持ちはある?って聞かれてしまった。

 

もうそんな次元じゃないんだよ、人として年下君のことはリスペクトしているけど

好きとか嫌いとか男女の関係を今考える次元じゃないんだよねっていった。

 

年下君はわかってるのだろうか。

婚約破棄したあとに、復縁しようってことはもう

結婚しかないぞ。笑

 

療養中にいろいろあっていろんな感情を殺す方法もわかって

年下君が思い描いてる未来にはならないと思ったから

 

あえて残酷に、『今は』考えられないけど、ストレス溜まって話聞いてほしい相手が

見つからなかったら、よかったら話聞くよ、いつでも、辛くなければ

 

と伝えてさよならした。

 

キープ君に成り下がるのか、格好だけじゃなくて中身も男になるかは

予測不可能だけど

後者であってほしいものです。

 

 

心の底から恨んだし、心の底から死のうと思ったきっかけの人ではあったけど

私は間違いなく心の底から愛してたから、きっと年下君も誰かを愛して上げれるはず。

私はキープちゃんに成り下がってもいいかな。笑